今年の3月に還暦を迎えました
今年の3月に還暦を迎えました。まさか自分が60歳になるとは・・・ いや、誰でも歳をとれば当たり前に経験する年齢なのですが、実際になってみると今更ながらにもう若くないんだなぁと言う気になります。
今思えば10代、20代、30代と色々な出来事がありましたが楽しかったです。
10代の頃 小学生、中学生、高校生時代
10代の頃はまだ大阪の実家暮らしで、小学校、中学校、高校と実家の大阪市内の大変交通の便の良い団地に住んでいました。小学校は大阪城公園の近く、中学校は市立の中学校で、結構進学校に進む生徒の多い(いわゆる荒れていない)中学校で、クラス数は1学年9クラスもありました。校区の3つの小学校から集まってきているので当然ですね。当時の小学校は1学年3クラスで、ほぼすべての児童が義務教育の公立の市立中学校に進学していた時代です。(一部私学に行く児童もいたかとは思いますが、稀でした)
高校は、当時の学区でトップから2番目の高校に進学しました。トップ校の高校は自宅からも近く歩いて通学できる距離だったのですが、私は内申点的にトップ校の合格は見込めず、2番目のランクの高校を受験し進学しました。
そう言えば、受験対策として中学校3年生の頃に「日本予備校」と言う所の受験対策クラスに通っていたことを懐かしく思いだしました。当時は、模試の成績順に名前が廊下に張り出されてとても励みになったことを記憶してます。場所は上本町六丁目近くの、ラブホ街にある予備校で友達と自転車で帰る頃には、ラブホのネオンがとても賑やかでした。中学3年生の頃の思い出です。(笑)残念な事に、今やGoogleで検索してもMapを見ても、そんな予備校名では見つからず残念ですが、確かに「日本予備校」と言う名前だったと記憶してます。大阪予備校ではなかったはず。
私が進学した高校は当時では珍しく制服が自由で私服で通う事ができました。学生主体の自由な校風がかなり際立っていたと思います。家からは地下鉄で20分程度で通えました。今振り返ると色々な出来事があった高校生時代でした。
母親の他界
その高校生の時、母親が病に倒れてしまいます。母が病気になったのは高校2年~3年生の時で、亡くなったのは3年生の夏休みでした。ショックでした。まさか自分の母親が他界するとは想像もしてませんでしたが、子宮体癌が原因で帰らぬ人となってしまいました。毎年ガン検診をしていたにも関わらず、がんが発覚して2年と持たなかった。がん検診の見落としをずっと悔やんでいました。当時の検診のレベルだと仕方無いのか、検査の医師が見逃したのか・・・? 今となってはどうしようもない事ですが、がん検診は、あると思って検査しないと見つからないのではとさえ思ったほどです。放課後には当時、環状線の福島駅のすぐ近くにあった阪大病院にほとんど毎日、面会時間ギリギリまで通っていた事を思い出します。17歳の頃の経験です。
大学進学
その後なんとか現役で地方の国立大学理学部物理学科に入学して、約18年間過ごした大阪を離れて一人暮らしを始めます。地方の大学での一人暮らしで私は一人で生活する術を身に付けます。とは言え、自炊能力や、バイトで稼ぐことや、サークル活動や同好会活動。勉強は合格さえしてしまえば勉強しないと言う悪い意味での日本の大学生活だったと思います。
日本の大学時代のエピソードは以下のブログにかきました。
20代、就職と退職と旅と留学、そして再就職
新卒で就職した会社は1年で退職して、旅にでました。そしてその後留学。このあたりのエピソードは、滅茶苦茶長くなりそうなので、また別の機会にブログに書きます。人生で一番刺激的で様々な経験をして自分の成長につながって時期と思います。 それまでは全く世界と言うものを知らない鳥かごの鳥のような人間でしたが、一気に自分の視野が広がったと思います。
毎年1年がだんだんと短く感じられます
本当に1年が早いです。ちょっと恐怖さえ感じます。このブログの自己紹介にも書いたのですが、「今が人生で一番若い時」を心に毎日を過ごすようにしていますが、時々、もうこんな歳かぁ~と思ってしまったりするのも事実です。心はいつも若く保ちたいですね。
自分が抱いていた60歳と言う歳のイメージ
私が子供の頃に抱いていた60歳のイメージは、定年退職して庭の盆栽いじりをしながら、毎日のんびりと孫が遊びに来るのを楽しみに生活すると言うお爺さんのイメージでしたが、現実は全く違いました。
まだまだ子供達も大学生ですし、働いて収入が無いと安心感のある生活ができません。年金も65歳からの支給なので今の生活には使えません。全くの無収入となった場合は、それなりに支出をおさえれば預貯金や自宅の売却等で何とかなるのですが、今迄と同じ生活レベルを維持すると考えると、やはり継続的な収入は必要です。
仕事や収入について
幸いにも今まで働き続けてきた会社が、再雇用契約のプログラムを用意し(おそらく高年齢者雇用安定法による、65歳までの雇用確保義務の経過措置)に対応するためと思われますが、私の場合は、59歳になる前に、いったん早期退職と言う形で退職し、年次契約で再雇用されております。
つまり、私の会社は定年が60歳と就業規則に書かれてあるのですが、高年齢者雇用安定法による、65歳までの雇用確保義務の経過措置に対応する為、会社は59歳までに早期退職を迫り、その後は契約社員という形でいつでも解雇できる雇用形態にしたと考えられます。ただ、好意的に受け取ると、希望者全員を65歳まで継続雇用する制度の導入の為の措置と考えられなくもないです。定年の1年前に本人の希望で早期退職させ、給与水準を下げて再雇用することで、1年分は会社として従来より人件費を抑えてベテラン社員を使えるのですから、うまく考えたものです。
その上で、以下のガイドをよく読んでおくことをお勧めします。私の場合、最近やっと知りましたがこのような「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」がベースにあります。すでに昭和46年に制定されていた事に驚きですが・・・
高年齢者雇用安定法
厚生労働省が事業者向けに「~高年齢者の雇用の安定のために~」と言う以下のガイド(高年齢者雇用安定法ガイドブック)を出しています。
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/var/rev0/0145/7995/20131212143349.pdf
高年齢者等の雇用の安定等に関する法律を、とても分かりやすく説明しているので一読をお勧めします。ポイントは以下です。
60歳未満定年の禁止
事業主が定年を定める場合は、その定年年齢は60歳以上としなければなりません。私の勤務先は定年は60歳でしたので、すでにクリアーしてます。
65歳までの高年齢者雇用確保措置
定年年齢を65歳未満に定めている事業主は、以下のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を講じなければなりません。
- 65歳まで定年年齢を引き上げ
- 65歳までの継続雇用制度を導入
- 定年制を廃止
つまり、定年をなくすか、65歳以下の場合は65歳までに引き上げる、または、65歳までの継続雇用制度を導入する、と言う事ですね。私の勤務先の場合は、65歳までの継続雇用制度を導入する事で対応したと言う事になります。定年制は残ったままで定年も60歳のままです。私はいったん早期退職をして契約社員としての雇用なので、実際に65歳まで毎年雇用契約を更新をして継続雇用されるのか否か、不安ではあります。
ちなみに私の勤める会社のアメリカの本社の方では、定年は無いと聞いております。海外はさらに進んでいますね。ちなみに外資系企業のAWSに勤務している知り合いからは、日本のAWSの定年は65歳だと聞きました。外資系でも日本国内の法律が雇用には適用されるので、この先どうなることやら・・・定年制を廃止するには、雇用主からみると、リスクが多いと言う気もしますが、その際は給与報酬面での調整がなされるのだろうと思います。
思った事や感じた事まとめ
60歳を過ぎて感じた事や経験した事(退職、再雇用)について書きましたが、60歳でリタイアするには、まだ肩の荷が重すぎます。年金が入る65歳までは働かざるを得ない(収入を確保せざるを得ない)のが現状です。半面、眼や記憶力や体力の衰えも徐々に自覚されるので、若いころの様にはいかない事も多いです。できれば早くリタイアしたいですが、しばらくは体の変化にもうまく対応していく事が求めらそうです。
再雇用時にある程度給与も減額されましたが、再雇用の制度を選択する前に相談した私の先輩の方からのアドバイスに、「○○%給与が減った分、以前より責任も○○%楽になったと思えば良いのですよ。以前と同じ100%で頑張る必要ないと私は思います。」と言われて気が楽になった覚えがあります。すでに60歳を超えて、本来ならば定年退職して別な勤務先への就職をしなければならなかった私ですが、一から新しい会社で始める事なく、再雇用制度を利用して、慣れた職場で継続雇用されるのはある意味「楽」だとは思います。〇〇%分の時間を自分の為に新しいスキル獲得をするなり、自分の為に使って、雇用延長されなかった場合に備えて、準備は進めておこうと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
投稿者プロフィール
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”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
(Amazonのアソシエイトとして、当サイト(diy-hs.com)は適格販売により収入を得ています。)
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