こんにちは、昨日あろうことが長年の愛車(w204前期モデル)の左前輪のタイヤを縁石の角に擦ってパンクさせてしました。そして初めてのスペアタイヤへの交換DIY. その体験を書きました。
パンクの瞬間とその時の対応
縦に2台駐車出来る我が家の駐車スペースですが、奥に先日購入した大型バイクを置いてます。その日はバイクに乗る為にバイクを道路に出そうと、愛車を左端に寄せてバイクが通るスペースを開けようとしたのですが、左に寄せ過ぎました。ハンドルを切ってアクセルを踏んだとたん、がガンと言う音とともに、プシューって音が聞こえて何事かと思いましたが、かなりヤバイ状況は運転席でも理解できました。(涙)車を降りてみてみると、こんな状況。orz


タイヤの側面は弱いのですね。今回は見事にパンクしてくれましたが、微妙に傷ついて後程高速走行しているときに、バーストしたと思うと、ぞっとします。不幸中の幸いと考える事にします。
とりあえず、このままでは走行できないので、この車では初めてスペアタイヤに交換する事になりました。
スペアタイヤの確認と準備
スペアタイヤは座席後部の荷物置きの下にあります。蓋を外するとその下に3角標識や簡易ボックスの入ったプレートの下にスペアタイヤとジャッキ(工具)がありました。

写真はジャッキアップ類の工具BOXを外した後ですが、入っていたのは、
- 専用ジャッキ(プラスティックの保護プレート付きジャッキ)
- タイヤのボルトを外すためのレンチ(多分17mm)
- 作業用の布手袋
- 車止めプレート2枚
作業に際して、私は左後タイヤに車止めを万が一の為に設置してからジャッキアップを行いました。もちろんシフトはパーキングで、かつ、サイドブレーキも踏み込んでますが・・・

ジャッキアップの正しい方法
ジャッキアップですが、実は昔使っていたTOYOTAの車のジャッキをイメージしていたのですが、全く違いました。もっと使いやすい。初めての場合はちょっと戸惑いますが、下の写真のような置き方で使用します。「く」の字の様にして使用します。車に触れる方にはプラスティックが付いていて車体側に傷つかないようになってます。またジャッキアップポイントはこの写真の所や、後輪の近くや、車体の底をみるとプラスティックの分かりやすいポイントが存在しています。

タイヤの外し方
さて、ジャッキアップをしてからタイヤを外そうと思いましたが、間違ってました。タイヤは地面に設置していないと、ジャッキアップしてタイヤを浮かしてからだと、レンチに力を入れてもタイヤが回ってしまってボルトを外す事は不可能です。もう一度、ジャッキダウンしてタイヤにある程度車重をかけてからボルトを外します。
付属のレンチをはめて、水平になった柄の部分を足でキックします。かなりかっちりと付いているので、女性だと難しいかも?私は結構力入れて足で踏み込みました。カキって音がしてボルトが緩みます。外すのは時計の反対回りです。決して間違わないように注意しましょう。


スペアタイヤの取り付けとトルクレンチの使い方
スペアタイヤはトランクから取り出してみるとパンクしたタイヤより細い。でもサイズはあってるので車が傾く事はないです(笑)ブレーキをかけた時の制動力が違うから80㎞以下での走行と注意書きがある。(日本語でないのでたぶんですが・・)

さて、取り付けですが、ボルトの付け方は対角線上に締め付けていくと整備手帳にありました。そして、締め付けのトルクですが、私は自分のトルクレンチがあるので正確に110N・mで取り付けました。トルクレンチは車には設置されていないので、トルクを正確にかける場合はトルクレンチが必要です。修理工場まで移動するだけであれば、付属のレンチで締めてから、足で一回だけ蹴る感じで良いかな?(そこは力加減は自己責任で)
スペアタイヤは定期的に空気圧をチェックしておくこと安心ですね。


トルクレンチですが、柄の部分でトルクを設定して、時計回りに締め付けるとカチって音がして、トルクが設定値になった事が分かります。ビデオでご覧ください(いったん締め付けてあるので、カチッと音だけの参考ですが、110N・mとなった事が分かります。
タイヤ交換後にやるべきこと
当たり前ですが、なるべく早めに新品のタイヤへ交換ですね。ただ、今回1本がパンクしただけなので、1本だけ交換したい・・・ しかしです・・・
4本交換が必要な場合
- タイヤの摩耗が進んでいて、1本だけ新品だとトレッド溝の差が大きい。
- 4MATIC(四輪駆動)の場合、タイヤ外径差が大きいとセンターデフやAWDシステムに負担 → 最悪故障の原因。
- メーカー指定で4本同時交換推奨のケースもあり。
など、注意が必要です。幸い4輪駆動でもないのですが、以前、ランクルプラドの時は、4本交換でした。(4輪駆動だからですね)
判断基準の目安
判断の目安として以下があるようです。
- 溝の残り:新品8mmに対し、他が5mm以上 → 1本でも可。
- 残り3~4mm → 駆動輪2本交換。
- それ以下(かなり摩耗) → 4本交換が安全。
私のタイヤの場合、前輪が4㎜ 後輪は5㎜の溝が残ってます。微妙ですね。新品タイヤに交換したのは、2020年1月でした。
一般的な交換目安
- 距離ベース:40,000~50,000km程度(使い方・タイヤ種類で変動)
- 年数ベース:4~5年が目安(走行距離が少なくても)← これ該当してます。(涙)
と言う事もあり、そろそろ交換時なのかも?
メルセデスの場合の注意点
- ランフラットタイヤは特に硬化しやすい → 4年を目安に交換。(ノーマルタイヤなので該当せず)
- AMGやハイパフォーマンス車:熱負荷が大きい → 3年程度で劣化することも。(AMGではありません)
AIに尋ねると
私の場合(年4,000km)
- 走行距離で考えれば10年以上もつ計算ですが、それはNG。
- 4~5年ごとに交換が基本。
- 保管状況が悪い(直射日光・高温・屋外)場合は3年でも要注意。(屋外駐車です。涙)
だ、そうです。もう4本交換で諦めるしかなさそうな気になってきました。命を載せるタイヤですからねぇ~~~。 こんな簡単に縁石に擦れてパンクしたし。。。 オートバックスで交換します。ちゃんとバランス調整してくれるかなぁ~~~ですね。以前ランクルの時、何度もやり直してもらった。(高速でハンドルに振動が・・・)
まとめ
- スペアタイヤと工具の状態を日頃からチェックしておくと安心
- トルク管理は必須 今回の交換DIYまで締め付けトルクについては全く知らなかったです。トルクレンチはあった方が絶対によい。(ガリ傷修理の時もタイヤを外してやるのが効率的)
- 焦らず、順序通りに作業 (まず交換時の安全を考えてから作業 ボルトの締め付け順序も基本通りに)
- やっぱり命を預けるタイヤなので、4年に一回は交換も選択肢としては間違ってない。
- ノーマルタイヤだと、パンクするとフラットになって走行不可ですが、ランフラットタイヤは価格は高いが80㎞程度なら走行できるらしい。ただし、乗り心地は固め。
今回の経験で感じたのは、「知っているだけで安心感が全然違う」ということ。普段から少し準備しておくだけで、車のタイヤトラブルでも適切に対応できる事でした。ジャッキの使い方からトルクレンチの使い方に至るまで、結構良い経験になりベンツのタイヤの取り外しや取り付けが、自分で全く問題なく出来ると言う事が分かりました。この記事が参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

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”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
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