60㎝角の点検口を取り付けました
夏から半年にわたってコツコツと作業している屋根裏収納スペースのDIYですが、あらたに開拓しようとしている屋根裏には、匍匐前進で進まないと駄目な状態でした。この撮影の場所までくるのに、梁の上をスレート天井を踏み抜かないように歩かないといけません。そこで板を梁に渡して、匍匐前進が一番楽でした。先日のTwitterでもつぶやいたのですが、さながらスティーブ・マックイーンの映画「大脱走」のトンネルの作成シーンのような光景が頭に浮かびました。(笑)
しかし、よくよく考えてみたら、この状態でどうやって荷物とかを収納するの?って事でした。こんな状況では、屋根裏収納スペースが整備されても収納する際の荷物の出し入れが大変です。このトンネル状態な場所を経由せず荷物の出し入れをせねば!! と言うのが結論でした。
実は、この写真の断熱材(ボロボロですが)の壁の反対側は、ロフトなんです。今そのロフトが殆ど物置状態で収納スペース化しております。本来であればロフトをベッド替わりにしたり、読書したり、パソコンしたりのスペースとしても使いたいのですが、我が家を購入して最初の1年だけロフトらしかったのですが、だんだんと荷物が増えてゆき、夏に使う扇風機(4台)、子供の小学校時代の作文とか絵とかの入った段ボールの山や、子供が出来てから行かなくなったパラグライダーの機体やら、キャンプ用具、コンロ、DIYの為の木材とかで溢れかえっております。足の踏み場もないくらいなので、ロフトと言うより物置です。この荷物を不要なものは捨てて、必要なものは屋根裏収納スペースに移動したいのです。そこで決断したのは、今迄の点検口(28cmx58cm)とは別に、60cm x 60 cmの点検口を取り付けると言う事でした。
家の壁に穴をあける
DIYが好きと言っても、家の壁に穴をあけるのは初めての経験でした。屋根裏から見るとほぼ45.5㎝の間隔で、縦に木が入ってます。胴縁と言うそうですが、今回使用するのは60cm x 60cmの点検口です。60cm x 60cmの穴をあけるには、この胴縁をぶった切る必要があります。そもそも、この胴縁は切断してしまっても大丈夫?な不安がありましたが、45.5cm間隔であるし、たぶんスレートの壁を付ける為の木なので、一本程度なくなったって大丈夫と思いカットしました。その代わり、予め60cmの終端に同じ長さの胴縁を2×4の角材で補強しました。この補強の胴縁は、点検口のドア枠を取り付けるのにも必要なので、作って正解でした。
点検口の位置決めは、屋根裏側からピンをさして、表側ではそのピンを目印に青のマスキングテープで目安を付けました。
点検口の位置決めは、屋根裏側からピンをさして、表側ではその下地探し どこ太ピンを目印に青のマスキングテープで目安を付け、さらにロフト側(表側)からもどこ太ピンで、梁や胴縁ギリギリの箇所を調べて、正確な位置決めをしました。
あと、この どこ太ピン の良いところは、先端がマグネットになっているので、スレートが胴縁にねじ止めしてある4箇所が直ぐにわかりました。
胴縁に釘があって鋸で切れない
今回取付ける点検口の高さ60㎝に対して、胴縁の長さは70.6cmありました。取付位置をなるべくロフトの床面から出入りしやすいように低い位置にしたかったので、胴縁のたってる梁ギリギリから上方へ60㎝とる事にしました。
つまり、70.6cmの胴縁の下部と、上部を切断しないと60㎝x60㎝の穴があけられません。その下部側には素人の私でも梁から釘打ちされてるだろうなぁと予想してましたが、鋸で切り進めると案の定、釘に刃が当たりました。そこで、金鋸の刃を用意してきて刃だけで釘を切断しようとしましたが、なかなか思うように切れず、出来る限り木材部を鋸で切って、釘だけで繋がっていると言う状態にしました。
胴縁の上部は、上端から10㎝以上離れているので、梁から釘で留めてあるにしても、10cmも釘の長さがないので、無事に上部に関しては切断できました。
釘の切断は諦めて、コキコキ作戦
金切り鋸も、取っ手が付けられないので、刃だけで釘を切ろうとしましたが、金切り鋸のフレーム無しだとテンションも刃に掛からず、釘に対しても金鋸の力を押し付けられないので金鋸刃での切断は諦めました。
胴縁の上部が切断出来ているので、手で倒したり引いたりして釘を胴縁から抜く作戦を取りました。切り取った壁のスレートは、この胴縁にねじ止めされていて、胴縁は梁と釘で繋がってます。したがって、スレート動かす事で徐々に釘が緩んで抜けるまで、コキコキとゆすってみたところ見事釘が抜けました。
点検口 外枠の取付
無事に穴が開いたので、点検口を取り付けました。壁にあけた穴が大き過ぎないように、気持ち実際のサイズより少し小さめでカットしたので、スレートをやすりで削ってさらに正確なサイズとしました。幸いにもやすりで簡単にスレートが削れます。
あけた壁の穴に、点検口の外枠を設置します。補強の胴縁と、元からあった胴縁に挟まれた状態なので、外枠の左右4か所で木ねじで胴縁に外枠を固定します。
点検口の蓋 扉となる内枠へのスレートの設置
さて、点検口の扉となる部分は、穴あけで切り取った壁のスレートを内枠に合わせて加工します。これが結構大変でした。スレートを小さく加工しすぎると、内枠からすぽっと抜けてしまうので、慎重に鋸を挽いて加工しました。結果として、最初は大き過ぎて入らず、やすりで削ったりしながら徐々に内枠に収まるように修正していったのですが、ヤスリよりも鉋(かんな)で削るのが一番効率よく、綺麗に仕上がりました。
内枠にスレートが見事に収まり扉が完成
かんなで削って内枠にはめ込み、実際に外枠に付けてみてはスレートを削って内枠の扉のサイズを微妙に調整するという事を繰り返して、やっと、隙間も殆どなく点検口が完成しました。こちらがその写真です。下部で若干の隙間がありますが許容範囲です。
もっと正確な穴あけと、内枠のスレートのサイズが正しければ、全く隙間なく施工できたかもですが、かなり難しいと思います。私は結構うまく取り付けが出来た方だと思います。^^;
コツは外枠のサイズの正確な正方形の穴あけと、内枠に取り付けるスレートのサイズにあります。内枠に取り付けるスレートの微調整は、かんなを使うと結構はやく綺麗に仕上がります。
Before / After
こちらが、点検口取付前と、取り付け後の写真です。(すでに荷物を前に置いてしまってますが)
まとめ
今回、今やってる屋根裏収納スペースDIYを効率よく行えるように、60㎝四方の点検口を壁に穴をあけて設置しました。初めて壁に穴をあけるDIYをしましたが、スレートの粉だらけになりながらも無事成功です。さらに屋根裏収納スペースDIYを続けていきますので、ぜひまたブログをチェックしてみて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
今回使用した点検口はスーパービバホームで購入しましたが、通販のAmazonだとこちらが良いかと思います。(Gタイプ)
天井点検口(普及品) 枠のみ ホワイト 吊り金具600角
投稿者プロフィール
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”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
(Amazonのアソシエイトとして、当サイト(diy-hs.com)は適格販売により収入を得ています。)
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