メルセデス・ベンツ C200(アバンギャルド 2007年前期)フロントグリル塗装 DIY

車の修理DIY


経年劣化で色あせたフロントグリルを、自分の手でリフレッシュしました。取り外しに苦労したポイントや、銀メッキ部の分解、マスキング、重ね塗りの手順を写真付きで解説します。

フロントグリルが経年劣化で色あせていた

我が家のC200(2007年前期)。長年の紫外線や洗車で、銀色(メッキ風)の部分が白っぽく色あせ、クルマ全体の印象が古く見えていました。細部のくすみは放っておくと車格が損なわれます。

以下がフロントグリルを塗装する前に取り外した時の写真です。赤矢印や枠で囲った部分が劣化して塗装が色あせています。パッと見、かなりぼろく感じます。

フロントグリル右側
フロントグリル左側

購入した塗料・材料

  • シルバー系スプレー (Holts M-87 アルミニウムM マツダ車用を使用)
  • クリアスプレー(仕上げ用)Holts クリアペイント A-4を使用)
  • マスキングテープ、新聞紙または養生シート
  • 細めのマイナスドライバー

※ 合計はおよそ4,000円程度

フロントグリルの取り外しは簡単でしたがコツがいります。

グリルの取り外し方は、まずボンネットを開けて、下側に6か所ほど爪があるので、左から順にぐっと手で力を入れて押せば、はずれます。真ん中の2つ(ちょうどベンツエンブレムの下)が、なかんかはずれず、マイナスドライバーを差し込んでなんとか爪を外す事が出来ました。

こんな感じです。

この2つの爪は手で押すと簡単にはずれました。
こちらも押すと簡単にはずれました。
真ん中のこの2つがなかなか外れず苦労しました。

下の爪がはずれると、あとは左右上部にバーのようなものがあり、そこでグリルが固定されているので、その部分を外します。

少しわかりずらいですが、丸い形をしたバーがグリルについてます。
まだ少し埋もれてますが、丸いバーを外せばグリルが外れます。

コツ:まず片側ずつ外す。ツメの位置を触って確認してから引くとうまくグリルを外せます。

こちらが外したあとの状態。20分程度でグリルだけ外せました。意外と簡単に取れた感じです。

4. 銀メッキの部分の取り外し方(分解手順)

銀メッキ風のライン(モール?)は別パーツになってます。裏側の数か所で金属のツメで止まっています。細いマイナスドライバーやプラスチック製のヘラでツメを、ゆっくり外してください。そしてモールを外側に引き抜けば外れます。

少しわかりにくいですが、塗装途中にそのモールの外したあとの爪の部分(すでに塗装されてしまってますが)の写真を載せておきます。やはりモールは外した方が塗装しやすいのですが、外すのが面倒は場合は、マスキングテープでもOKです。下の写真では上の2本を外しましたが、一番したのモールは付けたままで、マスキングテープでカバーしました。

5. マスキングの方法

塗装しない箇所(エンブレムやバンパーのボディ色部分)はしっかりマスキングします。

  1. マスキングテープの端を指で押さえて密着させる。
  2. テープの上から新聞紙や養生シートを貼り、スプレーの飛び散りを防ぐ。
  3. 細かい凹凸は薄いテープで隙間を埋める。

私は、養生テープで主にマスキングをして、細かいところは普通のマスキングテープ(幅1cm程度のもの)を使用しました。下の写真はマスキングして塗装中です。モールは2本外したけど、面倒になったので、あとは外さずにマスキングテープで処理してます。

6. 塗装の仕方(重ね塗りの手順)

スプレー塗装は一気に厚塗りせず、薄く何回かに分けるのがコツですね。

ペイントスプレーの色は、ベンツ用のものがないので、結構悩みましたが、一番近そうな色のHolts M-87 アルミニウムM マツダ車用にしました。

  1. 一応、塗装前に軽くサンドペーパーで軽く擦ってから、シリコンリムーバーで油脂を落としました。
  2. その後、Holts M-87 アルミニウムM マツダ車用 のスプレーで、薄く塗り重ねました。
  3. 大体、20分~30分間隔で3回塗装しました。
  4. 最後にクリアスプレー(Holts クリアペイント A-4)をこちらも2回、30分間隔で塗り重ねました。

そして完成したのが次の写真です。

素人としては、なかなかの出来と思います。^^;

注意:塗装は風の弱い、砂やホコリの少ない場所で。気温や湿度で乾燥時間は変わります。

7. Before / After

Before:色あせとくすみが目立つ状態

After:メタリックが復活、全体が引き締まった印象に

そして、外す時の逆の手順でフロントグリルを取り付けて終了です。

8. まとめ

今回のDIYは、工具と少しの根気があれば誰でも挑戦できます。特に取り外し時のツメの扱いと、重ね塗りの丁寧さが結果に直結します。費用は数千円、作業時間は乾燥込みで半日〜1日見ておけば安心です。

チェックリスト(作業前)

  • 必要工具・塗料の用意
  • 作業スペースの確保
  • マスキング材料の準備

今回使用したペイントスプレーを載せておきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

diy-hs
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”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
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