私の愛車は10年以上乗ったトヨタのランドクルーザープラド(V6 3400cc)から買い替えた、Mercedesベンツ W204(C200ワゴン コンプレッサー アバンギャルド)です。前のオーナーが地下駐車場で保管していたこともあり、とても良い状態でしたので思い切って購入しました。さらに購入時の特典でガラスコーティングを施工してくれたので、当初はワックスも不要でした。今でも小まめに手入れしながら大切に乗っております。^^;
しかし、残念な事に何年も乗ってるうちにホイールを何度か擦ってしまって、ガリ傷がついてしまいました。 ホイールの傷は最初はあまり目立たなかったのですが、これを自分で目立たなくしようとしてホイール専用のアルミパテとタッチアップ筆塗りで誤魔化そうとしたところ、これがさらに傷を目立たせる結果となってしまいました。大失敗です。が、失敗を経験したおかげで学びました。
皆さんの中にも同じような事で悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
そこで今回、まったくの素人だった私が自分で見事ガリ傷が目立たなくなるまで綺麗に修復する事できたので、その時のホイールガリ傷修理 DIYのコツをご紹介させていただきます。
コツさえ掴めば、素人でも綺麗に修理できました ^^;
立体駐車場でつけてしまったガリ傷
下の写真は、ミラーを折りたたんだままでなければ入出庫できない、某みずほ銀行の狭〜い狭〜立体駐車場のパレットからバックで出庫するときに前輪についた傷です。ホイールの2箇所に傷が入ってます。この立体型タワー駐車場を誰もが敬遠する理由が分かりました。駐車場の出庫係りの方は、私がバックで出庫するときに前輪を注視されていたのですが、何も言ってくれませんでした。たぶん、声かけた事が原因でキズがついたとかと言われるトラブルを避ける為、なにがあろうとも運転者へはアドバイスはしないのでしょう・・・。勝手な想像ですが、係の方にとって一切ハンドル操作の指示をしないのは無難な対応だと思います。
他にもたくさんあるガリ傷
他にも以下の写真のように修理したいガリ傷が残り2本のタイヤホイールについてます。どうやったらこんなガリ傷がつくのだろうと不思議なディスク上の傷もありますが、かなり悲惨な状況です。
これをアルミパテとホイール用のタッチアップで修理にチャレンジしましたが、撃沈されました。
最初に自分で修理した結果をお見せします。
ここまで、綺麗にガリ傷が分からない程に修理できました。
ただ、ここに辿り着くまでは結構失敗もありました。最終的には失敗も成功のもととなり、自分なりに満足のできる状態となりました。
自分で修理後、半年以上が経ちました。その間、ガリ傷を付けないように注意して運転し、綺麗なホイールの状態まま愛車に乗れて大変満足しております。皆さんもきっと綺麗に修理できると思いますので、このブログ記事を参考にぜひ頑張ってみて下さい。
アルミパテとタッチアップを使って最初の修復チャレンジ(失敗例)
ホームセンターのカー修理用品コーナーで、ホルツのアルミパテとホイール用のタッチアップを購入してきました。それがこちらです。これを使って完璧に目立たなくできると期待してました。
アルミパテと筆ペン型のタッチアップによる修理は、ホイール全体を塗装するわけでもなく、タイヤも車から取り外すことなくできるのでクイックに出来ます。小さな傷の浅いガリ傷ならタッチアップだけでも誤魔化せるケースもあるかと思います。私の場合は、傷が深い~。
こちらが、アルミパテでガリ傷を埋めた直後の状態です。他の部分に付着すると面倒なので、塗装用のマスキングテープでマスクしてます。リムの部分だけでなく、ディスク部分の2か所の傷にもアルミパテを埋めてます。広範囲な感じですが、あとでサンドペーパーで削れば、傷だけきれいに埋まって馴染んでくれるだろうと考えておりましたが、考えが甘かったです。
パテが乾いたあとに耐水ペーパーで一生懸命みがくも・・・
きれいに修復される事を願いつつ、固着したアルミパテをサンドペーパーで慎重に削りました。
が、全然だめです。
そこで、こんどは電動のオービタルサンダーを持ち出してきて、800番程度の耐水ペーパーを装着してやすり掛けすると、早く削れたのは良いのですが、他の傷の無いディスク部分にも触れてしまい、さらに傷を付けてさらに悲惨な状態にしてしまいました。
コツその① 綺麗に仕上げるには、パテで埋めた部分は必ず凹凸が無い滑らかな状態にまでする必要あり
上手に仕上げる為の基本は、パテ埋めの部分を指で触って滑らかに感じるまで削って調整することです。小さな傷でパテ埋めの必要がない傷の場合は、タッチアップを何度も重ね塗りしては削っての繰り返しで結構滑らかに傷が修復可能です。
そこで私はアルミパテとタッチアップは傷を滑らかにする事だけを優先度させ、タッチアップの塗跡が目立つとか、やすり掛けした後が目立つとかは、まったくノーケアで作業を進めました。
結果としてはこんな感じとなりました。結構削りあとが目立ってボロボロなホイールの感じがします。でも、大丈夫です!!
コツその② 逆転勝利に繋がった作業
この時点では全く満足の出来る状態ではありませんでしたが、まだ諦めませんでした。そして、私的には大逆転勝利に繋がった作業がこちらです。これが絶対にお勧めです。
失敗から成功への要因は、ガンスプレーで仕上げる事にありました。Soft99やホルツのどちらにもありますが、タッチアップに装着するガンスプレーがあり、私の場合はホルツのガンスプレーを購入しました。サンドペーパーでホイールのガリ傷部分をすべすべ状態にし、ペーパーがけで光沢が消えてしまって目立つ部分を中心にぼかすようにスプレーをしました。
これは、タッチアップにつけるだけで筆塗のタッチアップがエアガンになります。しかも、非常に細かい粒子でごく小範囲にスプレーができるので、傷の部分にピンポイントにスプレーできて、仕上がりを確認しながらスプレーできます。タッチアップを筆塗で行うのは、浅いガリ傷を埋める為に使用して、表面が滑らかになるまで傷を埋める事ができたなら、タッチアップにこの専用スプレーを装着して塗装するのがお勧めです。タッチガンスプレーとタッチアップが一緒になったものも販売されてますが、私はすでにタッチアップはあったので、スプレーだけで購入しました。一本900円程度です。私はタイヤホイール3本に使用しましたが、タッチアップは1本、スプレーは3本使いました。Amazonで安かったので3回も買いました。(タッチアップとエアガンはメーカーごとに径が違ったりするので、同じメーカーでそろえて下さい。要注意です。 ソフト99のタッチアップをホルツのスプレーで使おうとして失敗しました。その顛末は、このブログ記事の最後にP.Sとして、「ドアノブ塗装」のブログを貼ってあるので参照いただけます。)
タイヤを付けたままタッチガンエアースプレー
ドイツ車はブレーキダストが多いので、まず綺麗にホイールを洗います。そのあと、一応、車のボディーにタッチアップの細かい塗料が付着しないように、マスキングをします。
そして、塗装前に余分な油脂をシリコンリムバーで除去します。
タッチアップと専用スプレーアタッチメントセットにはシリコンリムーバーをしみこませた油脂除去用シートが附属してるようです。ですが、DIYをやる上で、シリコンリムーバーは結構使用するので、スプレー缶一本は常にあった方が良いかと思います。
と言うわけで、塗装準備が整った状態が以下の写真です。
できれば、なるべく風の無い日を選んで作業する事をお勧めします。また、気温の低い季節だと、すぐにスプレーの噴霧力が落ちてきて作業が中断する事もあるかと思うので、なるべく暖かい日がお勧めです。エアガンスプレー、使用中にかなり冷たくなります。冬場は張るカイロを巻いて作業するのも良いかもしれません。
緑のテープは養生用テープです。簡単に指で切れるので便利ですね。ホイールの内側にも新聞紙を詰め込んで内部にタッチアップが付着しないようにしてます。
ガンスプレーで塗装後の結果
塗装は、ホイールの傷の部分から5~10センチ程離れたところから吹き付けました。非常に細かい霧状になった塗料が噴出されます。少しずつ重ね塗りをしていく事で見事に傷が分からなくなります。あまり、急いでたっぷり吹き付けると失敗しますので(わたしも最初吹き付けすぎてその部分だけ盛り上がった塗装となり、慌ててふき取ってやり直しました。そんな失敗もあり、スプレーを3本も使用してます)ご注意下さい。何度かにわけて薄く塗布を繰り返すのが良いと思います。完成した写真がこちらです。
下の写真は立体駐車場でつけたホイールですが、ディスクの傷がどこだったか分からない程度になりました。
まとめ
ホイール修理初心者の私でも、最初は失敗しましたが、綺麗に仕上げるコツを掴めました。コツは、あたりまえと言えばそれまでですが、とにかく凹凸がなくなるまで傷を埋めて削る。これにはアルミパテやタッチアップもありますが、最近は光で硬化するパテもあるようです。削った部分が目立ってもガンスプレーの塗装で目立たなくできます。
一番のポイントは、ガンスプレーによる塗装仕上げにありました。もし、タイヤを取り外して塗装できるなら、ふつうのスプレーでホイール全体をスプレーするのが良いかもですが、トルクレンチを所有してないのでタイヤはずしてまでの作業は、今回チャレンジ致しませんでした。でも、タッチアップとスプレーでこれだけ修復できたので大満足です。
ホイールのガリ傷修理は、ガンスプレーによる塗装仕上げを超おすすめします。
ご参考になればうれしいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
P.S ホイール以外も車のちょっとした塗装修理にはガンスプレーが便利でした。
P.S ガリ傷修理 2回目
補足:なんどもホイール塗装をすると、そろそろタイヤ外して作業したいなぁ〜と思いはじめました。したがって、トルクレンチの購入検討中です。多分右側の安い方で十分かなと思ってます。そんな使用頻度も多いとは思わないですし。ただ、ローテーションとか、スタッドレスタイヤとか買って付け替えるなら必須ですね。
投稿者プロフィール
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”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
(Amazonのアソシエイトとして、当サイト(diy-hs.com)は適格販売により収入を得ています。)
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