久々の映画鑑賞の感想です (衝撃の事実あり)
映画鑑賞の感想と言っても、映画館での最新作の映画ではなく、なんと40年以上も前の作品です。
最近、テレビドラマのブラッシュアップライフや、夕暮れに手を繋ぐにはまっていました。
めちゃめちゃ面白いドラマですが、なかなかドラマの感想を書くにまでは時間の余裕がありませんでした。
しかし今日は、私が大好きな定番のタイムスリップ、かつ、歴史系な映画を見つけたので思わず一気に最後まで観てしまいました。なので、その気分冷めやらぬうちに、感想を書いておきます。
映画はタイトルに書いた通り、ファイナル・カウントダウンと言うタイトルの映画です。偶然Amazonプライムで見つけて、今日一気に観ました。
たぶん、40年前に私は見ているはずです。こんなタイムスリップ系を見逃すはずがないと思うのと、「ファイナル・カウントダウン」ってタイトルに聞き覚えがあるので絶対見た事があるはずな気がするのですが、最後までストーリーを新鮮に楽しめたので、実は観てなかったっぽいです。私にとっては、この映画を発見できてラッキーでした。
ファイナル・カウントダウン
あらすじ
映画の時代としては、1980年なのですが、アメリカの原子力空母ニミッツが、ハワイ沖を航行中に謎の嵐に巻き込まれてタイムスリップしてしまいます。タイムスリップした時代はなんと、真珠湾攻撃の前日。そして、タイムスリップした空母ニミッツの乗組員たちは日本の連合艦隊が真珠湾攻撃に向けて進軍している事を知ります。そこで、彼等は、歴史を変えてまでここで日本軍と戦い真珠湾を守るのか否か、原子力空母の艦長(カーク・ダグラスが演じてます)をはじめ指揮官たちが、葛藤する事になります。
俳優陣が凄い
この映画の主役の空母ニミッツの艦長がカーク・ダグラス(カッコいいですね)、そして、上院議員の秘書役がキャサリン・ロスです。
キャサリン・ロスの役は、上院議員の秘書としてハワイ沖の海上で、上院議員とその友人とヨットで過ごしていましたが、日本の零戦に発見されて攻撃を受け、ヨットもろとも沈没させられますが、原子力空母から偵察に飛び立っていたF14戦闘機により、のちにアメリカ大統領となるかも知れない設定の上院議員とともに救出されます。
キャサリン・ロスと言えば、映画卒業のエレインです。私の人生に影響を与えた映画「卒業」のヒロイン役のキャサリン・ロスが出演しているとならば、観ない訳には行きません。
私にとってキャサリン・ロスはやっぱり映画「卒業」の中のエレイン
すみません、ここでちょっと脱線しますが、卒業の映画の話もさせて下さい。キャサリン・ロスと言えば、ダスティン・ホフマンと共演した映画「卒業」のヒロイン役のエレインです。私は高校生の頃にこの映画をテレビでみて、衝撃を受けました。とにかく、映画全編を通じて流れるサイモンとガーファンクルの音楽が見事に映像にマッチしていた事と、ダスティン・ホフマンが演じるベンジャミンにとても共感したと言うか、もう、滅茶苦茶影響を受けた映画です。アン・バンクロフト(ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞)も素敵でしたね。主演女優がアン・バンクロフトだったのも驚きです。てっきりキャサリン・ロスの方と思ってました。
映画の原本も英語で読みました。
その後、私はこの映画で使われていたサイモンとガーファンクルの曲はすべて練習してギターも弾けるようになりました。この映画をきっかけにクラシックギターからアコースティックギターに興味が変わっていく事になりました。今では「April Come She Will」の 弾語りもYouTubeに投稿しているほどです。^^; この卒業の映画については、本当に何度も観たので別な機会にブログに書きたいと思います。古い映画なので、誰もブログ記事を読みに来てくれないかもですが、自分が好きな映画の代表作なので、自分の備忘録の為にも後日書く事にします。^^;
感想
F-14とゼロ戦の空中戦
ある意味、戦時中の映画ですが戦闘シーンは殆どありません。唯一、F-14とゼロ戦の空中戦があります。もちろん、戦いの結果は言うまでもありませんが、最初にF-14のパイロットが日本の零戦を見つけた時の報告が超面白かったです。
「原型そのままの三菱A6M型ゼロ戦 2機 日本の標識を付けた、完全な新品です。」
と報告します。まさか、F-14のパイロット達も自分たちがタイムスリップして1941年12月6日にいるとは思いもしないですよね。そこで、原型そのままで、日本の標識を付けた完全な新品です。と報告するあたり、笑えます。
ヘリコプターも1941年頃はまだ本格運用はされてなかった
この時代のキャサリン・ロスとこの上院議員にとっては、1941年にジェット戦闘機を見るのも初めてですが、ヘリコプターもみた事無かったようです。私も調べてみましたが、当時ヘリコプターはエンジンの技術的な問題から、まだ本格運用化されてない時代だったのですね。しかも、彼らが見たのは2ローターの大型ヘリですから尚更驚きです。さらに原子力空母をみても驚き、しかもその空母の名前が当時のアメリカ海軍でまだ現役の海軍大将であり死んでもいないニミッツの名前に命名されている事に「一体どうなってるんだ」と声を荒げるシーンとかも、とても面白いです。彼らからすると未来のテクノロジーを見ている事になります。このあたりタイムスリップ系の映画あるあるですが、私は大好きです。ジェット戦闘機の事を、上院議員が、「この新型のロケット飛行機をいつの間に開発したんだ?」と言う点も面白い表現でした。
少々ネタバレ
少しネタバレになりますが、日本軍の真珠湾攻撃が確実となった点で、艦長はアメリカ海軍の軍人である限り、歴史を変えてまでも日本からの攻撃を防ぐ必要が使命だと考えます。そして、戦闘機を発艦させて、真珠湾に向かう日本軍の攻撃機を撃退させようとしますが、あと数分でF14とゼロ戦が遭遇する寸前で、あの不思議な嵐が再び出現します。
それを見た艦長は、F14への攻撃命令を取り下げて、空母に帰還するように命令します。これにより、真珠湾攻撃は歴史通りとなってしまうのですが・・・
私は、どうしてこのタイムスリップが起こり、かつ、真珠湾攻撃の直前で再び嵐が起きて現在に戻ったのかを考えてみると面白いと思います。
つまり、もしかして、この嵐はアメリカ人が過去の太平洋戦争について、もし真珠湾攻撃を防いでいたら? と考えさせるテーマがあったのかと感じました。ただ、SF映画的には実際にそれをすると歴史は変わるという流れになります。その場合、この原子力空母の乗員たち全て、その家族もどうなる事やら。。さすがにそれは映画としては大変な展開となるので、歴史を変えない事にしたのでしょうか?(笑)タイミング的に、真珠湾攻撃の直前にタイムスリップさせて、かつ、ギリギリに再びタイムスリップで元の時代に戻すなんて微妙な設定です。
映画の中盤で、真珠湾攻撃に向かう日本軍の情報を偵察機やレーダー探知で知った指揮官達から、日本軍を攻撃して真珠湾を守るしかありませんと進言された艦長が、こう答えます。
「USS ニミッツが、日本帝国に宣戦布告するのか? まだ、彼等は真珠湾を攻撃もしておらんのだぞ」
と。 確かに、そうですよね。私は名セリフだと感じました。歴史では、真珠湾攻撃のあったことは事実ですが、もし先に攻撃を仕掛けたのがアメリカ側だったら、この戦争はどうなっていたのでしょうか?とも考えさせられた瞬間でした。たぶん、アジアの植民地は解放されることもなく、日本も他のアジア植民地と同様な運命を辿っていたのかも知れません。
衝撃の事実
さて、この映画には驚きの事実があります。多分、ファイナル・カウントダウンを観た昭和生まれの日本人なら必ず気付くと思いますが、この映画の音楽が日本で有名なヒット曲(聖母たちのララバイ)に激似です。激似と言うより、事実は日本のヒット曲の作曲者がこの映画のBGMの盗作と認めています。したがって、作曲者としては、2名の名前が併記されているようです。そんなんでいいのかなぁ?って気もします。盗作した曲が大ヒットして金儲けした作曲者は、どういう気持ちなんでしょうね? またこれを歌わされた人もちょっと複雑な心境かと思います。岩崎宏美さんは何も悪くないのですが。
私は、作曲はオリジナルのジョン・スコットで、編曲が大森氏であるべきかと思いますけどね。
とにかく、日本人なら絶対に違和感のあるBGMです。私も、あれっ!?この曲?? って正直驚きました。Wikipediaにも盗作についての記載がありました。こんな逸話があったのですね。
以上、久しぶりに映画の感想を投稿させて頂きました。参考になれば幸いです。ラストシーンは最初の伏線回収で良くあるパターンですが、とても面白かったです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
投稿者プロフィール
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”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
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