俺たちの旅、何度観ても胸が熱くなる ― 再放送で蘇るあの青春
BS141で「俺たちの旅」の再放送が始まり、録画しては毎回じっくり観ています。
もう何度も観たはずなのに、やっぱり心が動かされてしまう――。それがこのドラマのすごいところですね。再放送をみるのも今回で何度目だろうか? 数え切れません。
個人的には私は毎回の物語に、カースケではなく、オメダと自分を重ねていました。
冒頭に表示される「本作品には一部不適切な表現がありますが…」というテロップ。
この世代の私には、正直「どこが不適切なの?」と思ってしまうのですが(笑)、そんな時代背景ごと、作品として受け止めたいと思います。
第5話 女もなぜか淋しいのです
神回再び ― オメダと洋子の切ない夜
先日の金曜日に放送されたのは、私にとって“神回”のひとつ。
カースケに本気で叱られたショックから、就職試験を受ける気をなくした洋子。
そんな彼女を4年間思い続けてきたオメダ(中谷)が、懸命に支えようとする姿に胸を打たれます。なんか自分にも同じような事があったような?(笑)
しかしその過程で、オメダは洋子の本当の想い――コースケへの恋心――を知ってしまうのです。
そして静かに、切なく、彼は失恋する。
井の頭公園の名シーン ― 俳優たちの演技が光る
夜の井の頭公園。
背を向けた洋子に、オメダが静かに問いかける。
中谷:「そんなに好きなの?こーすけが。」
洋子:「中谷くん、私知ってた… 前から私を好きだって事」
唐突にオメダが洋子の事を思っていた事を洋子が感づいていたと告げられる。
ここからの流れが圧巻。
洋子がゆっくりと振り返り、
洋子:「キスしてもいいわ、… もし…..中谷くんがそうしたいなら」
この一言に込められた“洋子の想い”。
それをどう受け止めればよいのか混乱するオメダの沈黙――睨むような眼差しに、言葉以上の感情が溢れています。
そして「ごめんなさい! 中谷くんごめんなさい!!」と走り去る洋子。
夜の公園にひとり残されたオメダの顔に4年間思い続けた洋子への恋が絶望的な片思いとなって終わった瞬間が見事なまでに表情で伝わってくる。本当に良く出来たドラマです。
このシーン、何度観ても泣けます。
傷心したオメダをみて慰めるグズ六の優しさ、オメダの表情、洋子役・金沢碧さんの演技、すべてが完璧。
まさに昭和ドラマの真骨頂です。
時を超えるドラマ、そして50年目の奇跡へ
洋子を演じた金沢碧さんは、30年目の再会のドラマの最に“他界した設定”にしてしまったのは今でも残念です。
実際はご存命なのに、あの演出だけはミスだったと思わずにいられません。
10年目、20年目、30年目と特別編が続きながら、40年目が無かったのは少し寂しかった。
ですが、なんと来年――2026年1月9日、「五十年目の俺たちの旅」として映画化されるそうです!
まさかこの日を迎えられるとは…。
劇場はきっと、私と同世代のシニアたちでいっぱいになるでしょうね。(笑)
おわりに
「俺たちの旅」は、単なる青春ドラマではなく、“人としてどう生きるか”を問いかける作品。
50年経っても色褪せないそのメッセージに、今でも励まされます。
次の放送も、心して観ます。
ありがとう、オメダ。ありがとう、俺たちの旅。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
投稿者プロフィール

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”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
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