エアコンは放っておくと結構汚れが溜まってます。我が家にも5~10年以上使用しているエアコンが3台あります。
複数の部屋に何台もエアコンがあると有料のクリーニング・サービスにお願いすると結構な出費です。でもやってみると以外と簡単、自分で出来て経済的でした。
自分でクリーニングを行った時に気付いた事をメモしておきますので、これから自分でやろうと考えておられる方、参考にして頂ければ幸いです。それほど難しくはありませんでした。
季節の変わり目はDIYクリーニングのチャンスです。春や秋にやっておくと安心ですね。自分でやってみようと思われる方、私のこの記事が参考になれば嬉しいです。
エアコンのクリーニングに必要な道具は何?
我が家にはケルヒャーの高圧洗浄器があったので、それを使用して水を噴出させましたが、とくに高圧の水流が必要と言うわけでもないので、エアコンの汚れに対して水を噴出する事さえできれば、誰でも簡単にクリーニングができると思います。ちなみに、本当は壁から取り外しての分解清掃も考えたのですが、僅かでも冷却ガスが抜けてしまうのも嫌なので、そこまでは大掛かりにせず壁に掛けたままの状態でのクリーニングです。でも、結構綺麗になりました。
まず、クリーニングに使用したものを紹介します。
クリーニング道具
- ホームセンターで買ってきたエアコン クリーニング用のスプレー缶(なくても良いですが、安いので使っても良いかと思います。)
- 養生テープ(必須)
- 壁掛け用エアコン洗浄カバー(必須)超便利です。
- バケツ(必須)
- 高圧洗浄器(水を噴出できれば、なんでも良い)安く用意するならお庭手入れ用の、蓄圧式噴霧器でも良い。
これだけです。お値段は、エアコンクリーニング用スプレー2本で600円程度、養生テープが一本200円程度、壁掛け用エアコン洗浄カバーが1900円程度で、合計金額でも3000円未満です。
業者さんに頼むと1台7,000~8,000円程度するそうなので、3台だと2万円以上です。3000円で3台クリーニングできれば、1台あたり1000円なので安いですね。
実は我が家にはエアコンが4台あり、そのうち一台はフィルター自動掃除機能つきのエアコンでしたので、残りの3台のフィルター自動掃除機能なしのエアコンを自分でDIYしました。
ただ、今回私の場合はすでに所有している高圧洗浄器で清掃しましたので、この価格は上記には含まれておりません。でも、水を噴出出来る道具があるなら、なんでも構わないと思います。
作業準備
作業はいたって簡単でした。STEPは、
- エアコンのフィルターのカバーを取り外す(上にはね上げるだけじゃなくて、取り外した方が作業しやすいです)
- 室内機の外枠カバーも外せるならはずす(エアコン全体の外枠)
- エアコンのフィルター(簡単に取り外し可能で普段お掃除してるフィルターです)を外す。
- カバーを外して露出する電子基板や電気系統のパーツにサランラップとかで水が入り込まない様に養生する。(サランラップで保護しました^^;)
- 壁掛け用エアコン洗浄カバーを使って、エアコン室内機の壁側まですっぽりと包み込むような感じで取り付ける
- 壁掛け用エアコン洗浄カバーは、養生テープを使って垂れてこないように壁や天井にうまく貼り付ける。
- 壁掛け用エアコン洗浄カバーの水の排出口にバケツを設置
1~3については、洗剤と水で綺麗に風呂場とかでお掃除します。
以上です。
こちらが、その壁掛け用エアコン洗浄カバーです。
壁掛用 エアコン 洗浄 カバー KB-8016 クリーニング 洗浄 掃除 シート (業務用プロ仕様) 【日本製】
こんな感じでエアコンをカバーします。
作業内容
準備が整えば、清掃作業開始です。冷却フィンの部分にも汚れが蓄積してます。
私の場合は、まず、ホームセンターで買ってきたエアコン洗浄スプレー をエアコンの冷却フィンに噴射しましたが、汚れは思ったほど落ちませんでした。
したがって、これは必須ではないなと自覚した次第です。恐らく、毎年このスプレーを使用して綺麗にしているのであれば、防臭・防カビ成分も含まれているらしいので、使えるのかも知れません。我が家の場合は非力過ぎました。^^;
他の洗剤を霧吹きしてから洗浄器で洗い流しても良いかと思います。洗剤はアルミフィンを腐食させないような中性のものを使用する必要があるのでご注意下さい。今回は我が家ではこのエアコン洗浄スプレーを噴出した後に、高圧洗浄器で水を噴射して汚れを落としました。
- 露出させた冷却フィンにエアコン洗浄スプレーを噴射
- 暫く待って外のホースに汚れがでてきたら、高圧洗浄器でフィンに沿って水を噴射(水圧は低め)
- 送風ファンに対しても高圧洗浄器で水を噴射(勢いよく回ってしまわない様に手で押さえながらとか、雑巾を挟んでおきて回らない様にしておくと良い)
- その後、雑巾や布で送風ファンや、水の飛び散った所を軽くふき取る(冷却フィンは触らないほうが良いと思います)
- 冷却フィンにはヘアードライヤーを使って、出来る限りフィンの間の水分を蒸発させました。
- さらに暖気運転(我が家のエアコンは、冷暖房エアコンですので暖機運転を30分程度おこない、水分を乾かしました。)
- 取り外した時と逆の作業で組み立て直して終了。
注意点
作業自体は単純作業です。エアコンは大概天井付近に取り付けてあると思うので、作業するには脚立があった方が作業し易いと思います。もちろんエアコンに近づける踏み台になるようなものがあればそれで問題ないと思います。
さて注意点ですが、エアコンの冷却フィンはとても薄くてすぐに変形します。汚れているからといって雑巾でごじごし拭いたりするのも注意して下さい。そ~っとフィンに対して縦方向に使わない歯ブラシとかの毛の長いブラシで(フィンと同じ方向)に擦る程度です。
また、私は洗浄には高圧洗浄器を使用しましたが、強さはソフトな水圧がお勧めです。あまり強すぎると水圧でフィンが曲がってしまいますし、回りに水しぶきが飛び散ります。フィンではなく、送風ファンの部分を洗うときは、ある程度水圧があっても大丈夫と思います。私の場合は送風ファンに送風口から洗浄水を噴射しましたが、水圧で恐ろしい勢いでファンが回転してしまいました。できればファンは回らない様コントロールしながら水圧をかけた方が効率よく汚れを落とせるかと思います。
暫くすると、真っ黒な汚れた水が壁掛け用エアコン洗浄カバーを伝ってバケツに流れ込んできます。結構汚れているものなんですね。
壁掛け用エアコン洗浄カバーですが、結構丈夫な厚手のビニールなので、エアコン4~5台に使用してもまだ破れたりしないです。私の場合は3台のエアコンに使用しましたが、まだ使えると思って洗ってから干してしまってあります。また機会があれば再使用します。
こちらがAfterで綺麗になったエアコンです。
おわりに
結構自分でも簡単にエアコンのお掃除ができました。ポイントは壁に掛けたまま行うので、壁掛け用エアコン洗浄カバーが必須です。でも、便利なものが販売されてます。
壁掛用 エアコン 洗浄 カバー KB-8016 クリーニング 洗浄 掃除 シート (業務用プロ仕様) 【日本製】
また、水をフィンに噴出する為に私は高圧洗浄器を使いました。これは水を噴出できるなら、庭への水撒き用のホースにheadがついてジェット水流に出来るようなものでも使えると思います。ただ、蛇口からエアコンまでの結構長いホースが必要かもですが・・・。
私の高圧洗浄器は、逆止弁付きの自吸用ホースがあればバケツやポリタンクに溜めた水からも使えるのでホースを伸ばす必要はないのですが、逆止弁付きの自吸用ホースはオプションなので購入しておらず、水道からホースを伸ばして使いました。ケルヒャー本体からノズルまでのホース自体も10m程あるので、どの部屋でも問題なく届きました。
今回は掃除しなかった一台はフィルター自動掃除機能つきのエアコンでしたが、ダストボックス・タイプのもので、調べてみると単にフィルターのゴミを落とすだけです。購入して2年程度ですが、冷却ファンはまったく汚れてなかったので掃除しませんでしたが、フィルターを動かすモーター周りの電気系統の防水をしっかり施せばフィルター自動掃除機能付きでも、今回同様にクリーニングで出来そうです。
さらに、インターネットで検索していると以下の様なフィルターが販売されていて、結構便利そうです。今年の夏は、エアコンを使用する前にこのフィルターを買って装着しておこうと思ってます。しかも丁度エアコン3台分!!。^^;
3M 空気清浄フィルター エアコン用 ハイグレード ホワイト フィルタレット ACFH-39LS
P.S エアコン一台の場合
自分でやるとなると、今回紹介したように約3,000円程度が必要です。ただし、複数台のエアコンがあっても同じなので、台数が多いほど一台当たりの費用は安くなります。
室外機の冷却配管の断熱材や、ドレンホース(排水管)の補修
さらに、経年劣化で傷んでいた室外機の冷却パイプの断熱材や排水ドレンホースがボロボロになっていたので自分で補修しました。結構簡単で完璧な補修ができますので、よろしければ下記ブログ記事も参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
追記:2023/07/02
2日ほど前に、冷風吹き出し口あたりがカビていたので、簡単にクリーニングしました。外カバーを外さずに、冷却フィンの高圧洗浄機とクイックルワイパーのペーパーを割り箸でツッコンでカビをとりました。
無事にクリーニングは完了したのですが、2日後に室内機から水漏れが~~~~
これには激焦りました。この暑さの中、エアコン修理かぁ~~~。
何かクリーニングでしくじったかぁ~~~? と。
早速、室内機を分解して中を調査しようとしましたが、室内機の裏をみるには、壁から外さないと、つるしたままで調査できなさそうです。詰んだか?と思いました。
が! 昨年室外機の排水回りの修理した時に、外部の排水ホースから虫が侵入するのを防ぐ網を付けていた事を思い出しました。 そこで、家の外の排水ホースを調べてみると、案の定2日前に掃除した時に流されてきたゴミが網の目を塞いでいて、それが原因で水が流れていない事が判明しました!!
良かった、これなら直る! 網をはずしてみると、水ばどばぁ~とでて無事水漏れ問題解消! 良かったです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
投稿者プロフィール
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”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
(Amazonのアソシエイトとして、当サイト(diy-hs.com)は適格販売により収入を得ています。)
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