ScanSnap iX500 カタカタ音 修理 | DIY

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ScanSnap iX500 もう10年使ってます

私はfujitsuのScanSnap iX500を使ってます。

富士通が販売しているスキャナーですが、プリンターのスキャナーと違って、数十枚の紙を一気に次から次へと読みこんでPDF化してくれます。文字認識もしてくれるので、後々の検索にとても便利です。

さらに私はPDFにデジタル化されたファイルを管理する為に、Webアプリを作成してMySQLデータベースに登録するシステムも作成してます。検索に非常に便利(と言うか、すでに1000以上の文書保存してるので、データベースに登録して検索できないと、PDFのファイル名だけでは何が何やら分からなくなります。^^;)

プリント類(ハガキや、通知書、契約書、見積もり、税務署から届く通知や、確定申告の為の書類、住宅ローンの返済プラン表)など、読まなくなったけどおいて置きたい書籍も含めて様々な書類を電子化して保存しています。これでかなりのスペースが減らせて、かつ、Databaseを検索すると簡単に取り出せます。もちろんバックアップはぬかりありません。(笑)最近はクラウドにも保存できるようですが、ちょっとセキュリティーレベルが心配でもあるので、もっぱら自宅LAN内での運用です。

ところで、iX500は、2019年3月31日をもって販売を終了しています。今最新の後継の機種は、以下のiX1600 となっています。現在以下の2色が販売されてます。

さてそのiX500ですが、前回、紙送りが出来なくなり、自分で修理したブログを書かせていただきました。

今回は、紙送りの時に、おおきな音がカタカタとなる現象の修理です。一応ちゃんとスキャンはできているのですが、カタカタとうるさいのと、何時か壊れそうな気がして原因を探ってみました。

原因は、前回交換したのとは別のスキャナー下部にある小さなフィードローラーでした

紙送りについては、問題がなくて、単に音がカタカタと気になるだけなんですが、原因は下部の小さなローラーの劣化による、紙への粘着が原因でした。そのうち紙づまりが起きそうなので交換です。

次の写真を観て下さい。赤の矢印で示した部分のフィードローラーが原因でした。

赤の矢印のローラーがねちゃねちゃ。青の部分はまだ大丈夫でした。赤で示したローラーの方が下側のローラーです。

赤の矢印で示したローラーは経年劣化なのか、べたべたな感じ(加水分解?)で、回転のたびに一部が紙にへばりつき、それが外れるときに音が発生していたようです。修理はこれを交換する事になります。硬さがまったくありません。

ドライバーで突っつくと簡単に変形しました。そこでラジオペンチを使ってはさんで剥ぎ取りました。

完璧に劣化してねっちゃねちゃになってるローラーを取り外しますが、結構大変。シッカリと心棒に絡みついてます。

左右のローラーを取り外しますが、綺麗に取り除くは結構大変でした。いったん少し取り除いたら、その塊をつかって、残りをくっつけてとる感じで作業すると良いと思います。

同じ作業を繰り返して、もう一方のフィードローラー(これもベタベタしてます)も取り除きました。そこそこ時間がかかりましたが、綺麗に取り除いておくと後の作業が楽です。ちなみに写真左側のローラーはまだベタベタとはしていないので、そのまま継続利用です。どういう理由なのかはわかりませんが、右側(つまり下側)のローラーだけベタベタになってました。

取り外したフィードローラー同等部品はAmazonで購入できました

いろいろと検索した結果、Amazonでローラー部品が買えました。こちらです。私はAmazonで購入しました。楽天にもあるようですが、サイズ的には自信ないです。

海外発送のようで1~2週間かかりましたが、届きました

全部で4本のフィードローラーが入ってましたが、今回使用は2本のみです。

さっそく、フィードローラーの軸に取り付ける事になりますが、軸棒を外すのは結構本体の分解作業が大変です。そこで、このフィードローラーに切れ目を入れて、軸に押し付けてはめこむと言う方法で装着しました。分解して棒をローラーの穴に通しても良いのでしょうけど、作業的にかなり複雑になりそうです。あえて簡単な方法をとりました。

カッターナイフで片側を切りました。
綺麗にまっすぐ切るのは難しいです。なんか曲線的な切れ方ですが、軸にはめ込めればそれでよい。

こちらが、はめ込んだ後の状態です。

なんか切断面がギザギザで不格好ですが、これでもOKです。
少し回転した状態。 外れることはありません。

交換して早速A4のプリントを数枚読み込ませてみましたが、無事にカタカタ音は消失してました。

消耗品を交換したのであたりまえでしょうか?あと2本残っているので、また症状が出たら交換可能です。上部のフィードローラーは今もベタベタ感が無いので、この下部のオリジナルのフィードローラーの不具合(品質問題)だったのでしょうかね。とりあえず安く修理できました。

まとめ

フィードローラーは消耗部品として富士通から販売されていなかったのですが、Amazonで代替品が購入できて良かったです。台湾からの発送だったようで、時間はかかりましたが、カタカタと音がするだけで、スキャンはできていたので、注文してから届くまでも使用していました。

書類のデジタル化は、いざと言う時にすぐに探せ出せて参照でき、保存場所を取らないのでとても便利です。デジタルスキャナーは超おすすめです。紙送り部分のローラー(灰色部分)は、かなりセンシティブは部品なので、純正パーツをお勧めします。 安い純正部品でないローラーを購入された方で問題が解決しなかったと言うネット記事があるのでご注意下さい。

今は下記のような新しいものが販売されてますが、私のiX500はまだまだ現役で活躍してくれそうです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

投稿者プロフィール

diy-hs
diy-hs
”なんでも自分でやってみる” をテーマに、ブログを書いてます。素人には無理と思う様な事も、実際にやってみるとあっさりと出来たりする事もあります。失敗もありますが、失敗する事で経験となり、次は少し上達したりします。それが楽しいです。そんなDIYの情報を発信して行けたらと思ってます。仕事はAIやクラウド関連を担当してます。そんな訳でプログラミングやシステム構築も趣味と実益を兼ねてDIYを楽しんでます。ギターはもともとクラシックギターを学び、インストルメンタル専門でしたが、高校生の頃にテレビでみた卒業の映画でPaul Simonの曲に憧れて、それ以降いろんなジャンルの弾き語りも楽しんでます。S&Gの曲なら楽譜なしで弾けます。^^; また最近は独学でピアノも始めました。すでに4曲ほどレパートリーがあります。Twitterの方でも発信していますので、ぜひフォロー下さい。
(Amazonのアソシエイトとして、当サイト(diy-hs.com)は適格販売により収入を得ています。)

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